Shinsuke Asakawa(Osaka University)
「Can Child Benefits Shape Parents’ Child-rearing Preferences in Japan? Effects of Child Benefit Policy Expansions」
『行動経済学』第14巻、26-46
【寸評】
日本の児童手当増額による子供に関する支出の変化が、メンタルアカウンティングの結果なのか、選好の変化の結果なのかを検証しようとする意欲的な論文である。行動経済学的な分析にはやや難点があるものの実際の政策効果を分析している点、そして、政策的な含意に富んでいる点が高く評価された。
【選考委員】
委員長:花木伸行(大阪大学)
委 員:川越敏司(公立はこだて未来大学)
高橋秀徳(神戸大学)
和泉潔(東京大学)
山根承子(株式会社パパラカ研究所)
山村英司(西南学院大学)